尿失禁とは、本人の意思に関係なく尿が漏れてしまう事です。
尿失禁は主に5種類あり、「腹圧性尿失禁」、「切迫性尿失禁」、「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」、「機能性尿失禁」、「反射性尿失禁」に分類されます。
腹圧性尿失禁とは、咳やくしゃみ等、お腹に力を入れた瞬間に尿漏れが起こる尿失禁です。尿道が短い、尿道や膀胱を支える筋肉が弱い等の身体の構造上、比較的女性に多くみられます。
切迫性尿失禁とは、尿意を覚えてからすぐに尿が出てしまう尿失禁です。主な原因には、脳の指令が正常に膀胱に伝わらない「神経障害」、強い尿意の切迫感等による「不安定膀胱」、尿道や膀胱の炎症等による「知覚神経過敏」があり、高齢者に多くみられます。
溢流性尿失禁とは、膀胱でいっぱいになった尿が、尿道から自然と押し出されて漏れる尿失禁です。主な原因となる病気に、「前立腺肥大症」や「前立腺がん」等があり、男性に多くみられます。
機能性尿失とは、認知症や身体運動の低下が原因の尿失禁で、体力の低下した高齢者または入院中の患者に多くみられます。
反射性尿失禁とは、尿意の覚えなく尿が漏れる尿失禁で、その主な原因は膀胱内を支える筋肉の低下です。進行すると「膀胱尿管逆流症」や「尿路感染症」等の病気を併発し、腎機能障害を起こす可能性があります。
尿失禁の診断には、専門の医師による「問診」や腹部や直腸等の「触診」、「尿検査」、「残尿測定」等で総合的に行います。症状が重い場合には、膀胱の働き等を細かく調べる「尿流動態検査」や「超音波検査」等の精密検査が必要です。
尿失禁の治療には、尿失禁を改善するリハビリ等の「行動療法」や、膀胱のゆるみや尿道の引き締めを改善する薬を服用する「薬物療法」、膀胱や尿道等を正常にする手術を行う「外科療法」があり、尿失禁のタイプや症状によって異なります。
運営者・お問い合わせ プライバシーポリシー リンク集
Copyright(c) All Rights Reserved.