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単クローングロブリン血症(たんくろーんぐろぶりんけっしょう)

単クローングロブリン血症とは、多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)の一種です。

多発性骨髄腫とは、白血球の一つである「形質細胞」が癌になる病気です。形質細胞は通常、体を病原菌から守る抗体である「免疫グロブリン」を生成する働きをしますが、癌によって増殖した形質細胞の一部は、「形質細胞腫」という腫瘍になります。

この形質骨髄腫は、異常な抗体である「M蛋白(えむたんぱく)」を大量に生成し、それに伴って「免疫グロブリン」が減少し、発症者は免疫力の低下や倦怠感、さらには貧血や出血等の症状等を訴えるようになります。

ただし単クローングロブリン血症は、良性の形成骨髄腫により生成されるM蛋白の増殖で、癌ではありません。自覚症状も特になく、健康上に問題はありません。

そのため、偶然受けた血液検査や尿検査等で発見されるケースも多くあり、そういった事から別名「意識不明の単クローングロブリン血症(MGUS)」とも呼ばれています。

単クローングロブリン血症の診断には、血液や尿の中のM蛋白の含有量で検査します。ただし、診断を受けた場合でも病気が悪性に転じる事は稀で、他の多発性骨髄腫に比べて症状の進行が遅い特徴があり、基本的に治療を必要としません。

ただ、低い確率では癌を併発する場合があるので定期的な経過診断は必要です。

単クローングロブリン血症の原因は、主に年齢や性別が関係しているといわれており、年齢が高くなる程発症率が上がり、女性に比べて男性が比較的かかりやすい病気です。

この他にも遺伝的要因や環境要因が関係しているといわれていますが、はっきりした原因は不明です。

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