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甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が減少する事により起こる病気です。

甲状腺ホルモンとは、新陳代謝や身体の発育等を促すホルモンで、この分泌量が減少する事によって代謝が落ち、疲れやだるさ、寒気等の精神的・身体的な症状が現れます。

具体的には、倦怠感、脱力感、食欲不振、体重増加、貧血等の様々な症状がみられます。女性特有には月経過多があります。

さらに甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌量等によって4種類に分けられます。

1つは「原発性」といって、生まれた時から甲状腺形成に異常があり、甲状腺ホルモンをうまく分泌できないために起こる病気です。主に「甲状腺炎(橋本病)」があり、甲状腺機能低下症の中で最も多くを占めています。

2つ目は「二次性」といって、甲状腺ホルモンの分泌を促す作用のある甲状腺刺激ホルモンが減少するために起こる病気です。主に「下垂体前頭葉機能低下症」や「シーハン症候群」があります。

3つ目は「三次性」といって、甲状腺ホルモン等の分泌量を調節する「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」が減少するために起こる病気です。主に「甲状腺ホルモン低下症」があります。

残る「ホルモン不能症」とは、甲状腺ホルモンの分泌量は正常にも関わらず、甲状腺ホルモンがきちんと作用しない病気です。別名「レフェトフ症候群」とも呼ばれています。

甲状腺機能低下症の診断には、主に血液中の甲状腺ホルモン等の分泌量の計測や甲状腺の抗体検査等を用いて行います。治療法は、軽度であれば必要とせず、症状に応じて甲状腺薬の服用や、入院治療によって甲状腺ホルモンの分泌量のバランスを正常に保つための食事療法や運動療法を行います。

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