慢性リンパ性白血病とは、血液の癌の一種です。
発症原因は、骨髄で作られる血液(白血球)の一つであるリンパ球が癌化して(白血病細胞)過度に増える事により起こります。多くは60歳以上の高齢者にみられ、他の白血病に比べて症状が緩やかに進行する特徴を持っています。別名「CLL」とも呼ばれています。
発症初期は、倦怠感や食欲不振、体重の減少等で自覚症状がない場合がほとんどで、症状が進行すると、ワキの下や足のつけ根のリンパ節や、脾臓(ひぞう)、肝臓に腫れができます。
この他、まぶたや耳等の腫れ、全身に帯状疱疹(たいじょうほうしん)ができる等の皮膚症状がみられ、ひどいかゆみを伴います。
診断には、主に血液検査を用い、そこで白血球の増加やリンパ球の占める割合が高い等の異常がみられた場合は、骨髄検査で進行の程度等をはかる病期の識別を行います。
病期は0期から4期まであり、0期はリンパ球の増加、それに加えて1期ではリンパ節等の腫れがみられます。さらに2期は、腫れが脾臓や肝臓等に及んでいる状態です。これに3期は、貧血等の症状が伴います。
残る4期は、血小板の減少による出血等の症状がみられます。また病期は、リンパ球の数や腫瘍の大きさによって、AからCの段階にも分類されます。
治療は、この病期の程度によって行われ、初期であれば治療を必要とせず、程度の高さに応じて、抗がん剤による化学療法や、腫れの緩和のための放射線治療、足りない血液成分を投与するための採血、合併症を防ぐための抗生物質の服用等の治療法を行います。
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