白内障とは、眼球の中の「水晶体」が濁る事によって起こる眼の病気です。
もともと、水晶体には物に焦点をあてたり、物との距離をはかる働きがあり、白内障を発症すると、視力の低下以外にも、「物が二重に見える、霞んで見える」、「明るいところで極度に眩しく感じる」等の症状がみられます。
さらに症状が進行すると、水晶体が真っ白に濁る「成熟白内障」と呼ばれる状態に陥り、ひどい場合には失明に至ります。ただし、白内障の初期では本人に自覚症状がない場合が多く、眼科での検査が必要です。
白内障の検査には、「視力検査」、「眼圧検査」、「角膜内皮細胞検査」等があり、この検査で症状が初期であれば「点眼薬」や「内服薬」等による薬物療法で進行を抑えます。
ある程度症状が進行している場合は、薬物療法での回復が難しいため「白内障手術」で治療します。「白内障手術」とは、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズ(人工の水晶体)を移植する手術で、通常かかる時間は平均15分程度といわれています。
白内障には、生まれつき水晶体に濁りがある「先天性白内障」や、アトピー性皮膚炎や糖尿病等の合併症、ステロイド等の影響で起こるタイプ等と様々ですが、その多くは加齢による「老人性白内障」で、白内障は別に眼の老化現象ともいわれています。
実際の調査でも、50歳以上の過半数、80歳以上ではほとんどの人がかかっている病気です。さらに白内障患者数は、平成17年の厚生労働省『患者調査』ではおよそ128万8千人と、眼の病気の中で最も多い割合を占めています。
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