良性前立腺過形成とは、男性の病気の一種です。
別名、「BPH(benign prostatics hypertrophy)」や「前立腺肥大症」とも呼ばれています。この病気は、男性の生殖機能に関わる臓器「前立腺」が肥大し尿道を圧迫する事によって、「頻尿」や「残尿感」、「尿が出にくい」等の排尿障害を引き起こします。
多くは、40代頃から症状を訴える人が増え、50代では約半数、80歳を超えるとおよそ8割の男性がかかる病気とされています。
特徴としては、前立腺の肥大は良性の腫瘍である場合がほとんどで、癌などのように命にかかわる危険性はありません。ただし、長く放っておくと「尿道炎」や「膀胱炎」、「腎機能障害」等を引き起こす原因にもなるため、早期発見・早期治療が必要です。
治療法は、初期の段階では薬物療法、ある程度進行している場合はメスやレーザーを使った切除手術で腺腫を切除します。一般的に、どちらも専門医である泌尿器科で検査、治療を受ける事ができます。
病因については、最近の研究から男性ホルモンのアンドロゲンが関与しているとされていますが、はっきりした原因は不明です。
ただし、実際の調査でも、高齢になるほど良性前立腺過形成の患者数が増えている事から、加齢に伴う男性ホルモンの低下が発症原因とされています。
また厚生労働省の『患者調査の概況』では、良性前立腺過形成(※前立腺肥大症)の患者数は、平成8年で31万9千人だったのが、平成20年では41万2千人と、この12年間で10万人も増加している事が分かっています。
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