認知症とは、何らかの病気によって脳細胞の減少や機能低下が起こり日常生活に支障がある状態です。
またこの状態が6ヶ月以上続く場合をいいます。主な症状は、「もの忘れ」や「行動・性格の変化」、「言語障害」等、人によっては抑うつや妄想等の行動がみられます。
なお、認知症の多くは血管障害による血管性認知症や脳の委縮によるアルツハイマー病等によるもので、この他外傷疾患や感染疾患等の様々な病気によって引き起こされます。また、現在は主な原因が特定されておらず特効薬は見つかっていません。
平成15年高齢者介護研究会報告書によると、認知症高齢者は年々増加傾向にあり、2015年までに250万人、2025年までに323万人になると推計されています。また平成21年、厚生労働省の発表で、日本の18歳から64歳未満の総人口のうち10万人に47.6人が若年性認知症であるといった調査結果も報告されています。
さらにこの傾向は世界的にみても同様で、国際アルツハイマー病協会報告書によると、世界の認知症患者は2030年までに6570万人、2050年には1億1540万人になると推計されています。
こういった傾向から2008年、厚生労働省では「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」が実施され、アルツハイマー病に有効な予防方法や早期診断技術の実用化、根本的治療薬の実用化を目標とした研究が行われています。
また、地域や職域で認知症に関する正しい知識と理解を持ってその認知症の方や家族を支援する認知症サポーターを養成するプロジェクトが実施されています。
※認知症は、平成16年厚生労働省によって痴呆症から改名されました。
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