有料老人ホーム

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ホーム入居で失意の奥底から前向きに

A様(男性80代)は奥様と二人暮らしでした。定年退職後、年金で二人仲良く、旅行などを楽しみながら自宅で生活しておられました。一人息子さんは遠方にお住まいでしたが、二人だけの生活に支障はなく、特に息子さんに援助を受ける必要も感じておられませんでした。

ある日、お風呂場で「バタン!」という大きな音を聞き、駆けつけたA様。湯船の中では奥様が倒れておられました。必死に奥様の名前を呼びながら引き上げようとされたのですが、運の悪いことに、そのときA様は脳梗塞を起こされてしまったのです。

翌日、電話が通じないことを不信に思った息子さんが近所の人に連絡をし、発見されたときには奥様は心臓発作で亡くなっておられました。救急車で病院に搬送されたA様。目を覚ましたとき、A様は、奥様が亡くなられたこと、ご自分は半身麻痺になったというつらい現実と向き合うことになりました。

病院でのリハビリも意欲がわきません。奥様を助けられなかった無念な思い、ご自身の障害に対する絶望感。この頃のA様は死ぬことばかり考えていたそうです。

病院は脳梗塞の治療と一通りのリハビリが終わったら退院しなくてはいけません。遠方の息子さんと一緒に住むことはできないし、かといって自宅で一人暮らしもできない。A様は失意の中、息子さんが探してこられた有料老人ホームに入居されました。

有料老人ホームに入居したとき、A様は杖を使ってなんとか歩けるまで回復しておられました。入居したホームは、「リハビリ」という位置づけではなく、生活の中で、A様のできることを少しずつ自然な形で取り入れてくれました。ホームでの生活にも少しずつなれ、できることも少しずつ増えてきました。

自信を取り戻しかけたころ、A様に旅行のお誘いがありました。旅行なんて・・・と思いかけたA様ですが、せっかく拾った命、どうせなら尽きるまで楽しんでやるかと思いかえしたそうです。旅行では満面の笑みで初めてのことにも挑戦されたA様。「まだお迎えが来ないのは、家内がもうちょっと遊んでおいでって言ってるんですよ。今度は海外旅行にも行ってみたいなあ。」と、今日もお一人でお散歩を楽しんでおられました。

前向きな気持ちになるには時間も必要ですが、A様にとっては、住み慣れた自宅より、バリアフリーの環境のホームに移ることで、能力が向上し、自信につながったのでしょう。

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