今、このページを訪問してくださっている方は、少なくとも有料老人ホームへの入居を検討しているご本人か、ご家族の方でしょうか?何かの事情で家ではなく、有料老人ホームに住むことを検討されているわけですが、その事情は人によってさまざまです。
まだ元気な間に、有料老人ホームに入居して、子どもに世話をかけないように、と日々老人ホームめぐりをしている方を知っています。足腰も達者で、お友達が入居しているホームを見学したり、資料を取り寄せて、比較検討しておられます。それができる間は入居しなくていいんじゃないか、と思ったりもするのですが、本人はいたって真剣です。
かたや、病院から治療の段階は終わったので退院を迫られ、切羽詰ってホームめぐりをしているご家族の方もおられます。周囲の環境や、サービスなどは二の次、「すぐ入れる部屋はないですか?」と、とにかく契約を急がれます。
また、よくあるのが、ご本人はまだまだ自宅でがんばる気満々。失敗したという認識もない、認知症のお年寄りのご家族さん。なんとか本人を説得しようとがんばっておられますが、本人は家族のあせりもどこ吹く風。「きれいなところね~。私はまだ元気だから大丈夫。」と、ご家族をやきもきさせておられます。
それぞれのケースから入居に至った場合、ご家族やご本人の有料老人ホームに対するイメージ、求めるサービスは違うでしょう。つまり、今の状況に合わせたホームを探し、選んでいるわけです。
ただ、入居のときの身体状態がずっと続くという保障はありません。元気で、しばらく介護はいらないや、と思っていた方が、病気で身体に障害が出て車椅子生活になるかもしれません。持病が悪化して、透析や、インシュリンなどの医療行為が必要になる場合もあります。
私が担当しているホームに入居していた方も、透析に週3回通っておられました。最初はよかったのですが、足が少しずつ悪くなり、送迎のワンボックスカーに乗れなくなってしまったのです。仕方なく、実費で介護タクシーを手配しておられましたが、月々かなりの費用がかかっていました。
先のことばかり考えていても仕方ないのですが、今のことだけでなく、今後の可能性も頭の片隅においてホームを選んでみてはどうでしょう。
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